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高齢者虐待対応現任者標準研修に参加してきました

 ブログを作成したものの、1か月も放置してしまいしました。

 

 さて、先週の9月20日に、タイトルの

「高齢者虐待対応現任者標準研修」の第3日目に参加してきました。

第1日目、第2日目はすでに7月12日と24日に実施されていたのですが、その最終日3日目の研修でした。

 

 1日目、2日目と講義があり、3日目がグループワークでした。

 私は、1日目に一部の講義で講師を務めさせていただいたり、3日目はグループワークのグループまとめ役(ファシリテーターというそうです)をさせていただいたりしながら、3日間の研修に参加しました。

 この研修に参加させていただいて、今年で2年目になるのですが、グループワークという模擬対応であっても「虐待」という難しい問題に対応することの難しさを毎年実感しています。

 

 「現任者」研修ということで、自治体の対応窓口の方や福祉にかかわる方向けの研修であり、この研修自体は一般の方にご参加いただく内容ではないのですが、高齢者虐待防止法では、市民のみなさんに通報義務が課されています(法7条)。違反したから罰則があるわけではありませんが、

みなさんも高齢者虐待がなくなるようご協力を頂ければと思います。

 

 虐待の芽は早めに摘み取ることが大切です。

疑問を感じたら、市町村の窓口(窓口を置くことは市町村の義務です)に遠慮なくご相談ください。

 

 なかなか表に出てこないのですが、私の実感では経済的虐待(たとえば、高齢者の方の年金を食い潰す)の事例が多いように思われます。

 

 高齢者を介護する方(「養護者」といいます)の生活が苦しいこともありますが、だからといって高齢者のお金を勝手に使うことは許されません。高齢者虐待防止法は、「養護者」を罰することを目的としていません。支援の必要な「養護者」にも支援の手を差し伸べて、それによって虐待をなくそうとしているのです。

 

 ですから、通報は高齢者にとっては当然、「養護者」のためにもなるのです。

 

 わが国も超高齢化社会を迎え、高齢者虐待のない社会が早く実現される必要があります。

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